マンションバルコニーを居心地のいい空間に_目隠しウッドフェンスを造る
大規模修繕工事の話
まず大規模修繕工事の話がしたい!
今年の初夏から約半年、住んでいるマンションの大規模修繕工事がありました。
大規模修繕工事は、マンションの外側に足場が設置され、カバーがかけられ、日当たりも悪くなります。
また、足場を作業員が往来したり、騒音や臭気が出ます。
ステラはどうする(超怖がり)、植物はどうする(日当たり)、バルコニーの家具はどうする(置き場所)、
引っ越し当初から不安に思っていました。(過剰に!)
始まってみると、意外にそこまで暗くなく、臭気も家の中ではほとんどなく、ベランダに何も置いてはいけない期間は4ヵ月くらい。
都度置いていいか取り入れなくてはならないか掲示があるので、そこまで不便なく過ごせました!
ただやはり、窓の外に人が通るとステラが怖がって吠えるので、留守の時はほとんどカーテンを閉めていました。
そうすると何が困るって、植物が困るのです。なので全ての植物を窓際に集結させて、その外側からカーテンを閉めるような対策をしました。
こんな感じに。
もうこの期間はインテリアも何も、飾る気はおきず、散らかっていました~。
屋外ソファもバラバラに置けるところに入れていたので、うちの中は椅子だらけ。寝場所が増えてステラは嬉しそうでしたね^^
でもまぁ、この植物日当たり対策は、我ながら良い案だったと思います。
皮肉にも今年の夏は今までで一番植物が育ちましたよ。
余談ですが、この対策のために買ったIKEAのお安めのカーテンがあまりに良すぎて、終わっても使うことにしましたよ。本当すごいIKEA。
●カーテン:KALAMONDIN
そんなこんなで、修繕工事が気がかりであまり触れていなかったバルコニー、次の大規模修繕まで13年あるし、居心地良い空間に変えていきたいと思います!
目隠しウッドフェンスを造る
うちのバルコニーは建物から飛び出す形で、名称は確かアウトドアリビングバルコニーだったと思います。
日当たりや眺めのためと思いますが、正面と左右は胸辺りまでの高さのガラスフェンスで囲われています。
そのため、隣家が丸見えです。角度によっては部屋の中まで見えます。しかも近い。。
目隠しを置かないとすると、“見ないように気を付けて動く”しかないですね。
それが結構苦しいのです。。せっかく素敵なバルコニーなのだからリラックスして最大限使いたい!
なのでまず、目隠しを設置します。
これまではIKEAのフェイクプランツを置いていました。
見た目的にはとても良かったんですけど、虫が付いてそのままそこでお亡くなりになっていたり、蜘蛛の巣がはっていたり、掃除もしにくく近づきたくない場所になってしまっていました。
且つ結構幅を取る。。
4年使って、色あせも進んでいたので、修繕工事の際に廃棄しました。(修繕工事業者がまとめて捨ててくれたので助かりました^^)
まずデザインと設置方法を考えました。設置方法は後程お話します。
デザインはHomeByMeという素晴らしいツールを見つけたので、それを使用しました。
こんな感じに、自分のデザインで綺麗な3Dレンダリングができます。とても楽しく時間を忘れてはまってしまいます!
プロ以外でもこんな事ができるようになっているなんて驚きでした。3Dレンダリングの数は限られますが、無料で利用できます。
2D、3Dで作業ができます。ただ、3DはPCにグラフィックボードがついていないと重いです。
うちのリビングはこんな感じです。かわいいですよね^^
旦那の部屋をつくってみてレンダリングしたものです。マンションによくある出っ張った梁とかも追加できるので、本当にリアルな部屋ができます。不安があってもここで試して合うようなら、お買い物も自信満々でできますね^^
しかもHomeByMeの中に、MakeByMeというDIY設計ツールもついているのですが、なんとここで設計したものを部屋に置くことができます。なのでDIYで作ったものを部屋に置いたらどんな雰囲気になるか、リアルに確かめることができます。
ビルトインで何かを造る時なんか、本当におすすめです!
色々な木材を使用できるのですが、なぜかワンバイ材の種類が少なく、今回ワンバイ材を使いたかったので、前にも使ったsketchupを使いました。
こちらは全て自由自在なので、少し覚えることはありますが、慣れるとここまで素晴らしいツールはないのではないかと思います。
こんなものを造ります。高さは夫の目線の高さで165cmにしました。
作業手順
- ホームセンターでカットしてもらう
- サンディングする
- 屋外用塗料でペイントする
- フェンスを作る
- 設置する
それでは始めます!
1.ホームセンターでカットしてもらう
フェンスの材料
- 1×4 縦、横の支え用(3本)
- 1×2 一番上の支え用
1×4の3650mmが690円で売っていたので、基本はそれを使用しました。
お店で大量に売っている長い1×4の中から、真っすぐなものを18本選び出しましたので、結構大変でした。
夫に手伝ってもらったのでよかったです。一人では無理。。
sketchupで作ったカットリストです。自分も店員さんもわかりやすいです!!
車に入らないので、1700mm以下にします。
持ち帰りました!初めてベランダで作業します!(騒音なしのもの)
2.サンディングする
さてさて嫌いなサンディングです。ここまでキツイ作業はないと思います。
電動サンダーは安いものを持っているのですが、うるさいし粉は舞うしで、使いたくありません。
がんばって手でやすることにしました。
荒い番号から初めて、仕上げ。なんて面倒なことはしたくないので、やるときはいつも320番のみです。
やらないときもありましたが、後悔するので、特にがさつくところはせめて320番はやったほうが良いと思っています。
綺麗に完璧に仕上げたい場合はちゃんとした方がいいと思いますが、今回屋外用で肌触りよくさせる必要もないので、ペンキがのりやすいようにだけを考えたやすりがけです。
ただひたすらやするだけですが、昼過ぎから夜まで、40本程やすったので、その日は腕、手首、肩、全てを痛めて大変でした。
寝る時はボルタレン必須です。私は根詰めてやってしまうので良くないです。休み休みやるべきですね。反省。。
3.屋外用塗料でペイントする
安さ重視のDIYなので、屋外に適した硬い木材は使っていません。
雨に濡れないということはないですが、屋根があり、吹きさらしではない場所なので、SPF材を使っています。屋外には向いていないようです。
なので屋外用塗料でしっかり防水、防カビ対策をしました。
しっかりと保護をしてくれて、尚且つ簡単なものを探した結果、オリンピックマキシマムを使うことにしました。水性塗料で簡単に塗れるのに油性のような対候性だそうです。
木目を残すか迷いましたが、明るさ重視のため白にしました。
全ては広げられないので何回かに分けます。
写真は一度塗りです。二度塗りで綺麗に塗れました!初めてコテバケを使ってみました。表面は広範囲が均一に塗れるのでやりやすかったのですが、側面に垂れてしまうので、側面があまり綺麗ではなかったです。(見えないので良いです。)
表側面→乾かす→裏→乾かす→表側面2度目→乾かす→裏2度目 を3セットやりましたので、ペイントだけで1日かかってしまいました~。
寒空の下、つまらなかったです。ひたすら塗ってる間暇なので、Youtubeであいの里2の考察を聞きながらの作業でした~。
この日も筋肉痛強でした。
4.フェンスを作る
フェンスを作ります。
間隔を9mmにしてビス打ちをします。9mm間隔でも結構見えてしまいますので、目隠し重視するなら5mmくらいがいいのかなと思いました。
私は日当たりが全くなくなるのが怖いので、9mmにしておきました。(たまたまうちにスペーサーになる9mmの木材があったので。)結果良かったと思います。
写真は下になる部分をビス打ちしていて、床に当たる箇所になるのでゴムシートを貼っています。
木材が床面に貯まった水に触れることのないようにです。
屋外対応で、色移りのないものを使っています。
ビスは、屋外向きのさびに強いもので、太さ3.8、長さ32mmのコーススレッドを使いました。
写真を撮り忘れましたが、同じように、下あたりにもう一本、手すりに取り付けるように真ん中あたりに一本、上の方に細いものを一本、横向きにつけました。
5.設置する
設置する方法を考えるのが一番大変でした。
絶対に絶対に落ちる事のないよう、数か所で固定しました。
上部分にベランダ用フェンス固定金具、赤丸部分に結束バンド、真ん中の物干しざおをひっかける所に、木材を取り付けて、固定することにしました。
まず、物干しざおひっかけるところの固定部品を作ります。
部品は上と下と横部分1つのみ先につなげておき、横部分1つは引っかけたあとに繋げました。
外れることなくしっかり固定されています。
部品はポケットホールジグで繋げています。
次は、ガラスフェンス部分に引っかけて固定します。
WOOD PROにとてもいい部品がありましたので、こちらを使いました。
手すりの幅に合わせて作ってもらえます。
ウッドフェンス自体もオーダーメイドで作ってもらえますので、DIYでなくてもここで注文も良さそうです。
がっしり止まってくれました!
先ほど作った1×3の木材にビス打ちをし、最後につけられる箇所全てを結束バンドで固定します。
太めの、屋外用のものです。本当にがっちりです。
使用したものこちらです。
1つ完了です。
別日に残り2つも同様に取り付けました。
やすり、ペイントがつらかったのですが、取り付けはとても楽しかったです^^
長持ちしてくれればいいなーと思います。
DIYは終わりですが、ベランダ改造はまだ続きます!
春にはランチをせずにはいられないようなバルコニーにしていたい!ところでバルコニーなのかベランダなのか。。